今週のお題は『大人になったなと感じるとき』とのこと。
小学校高学年から関東に住み始めたオレは、夏に山口に帰省するのが恒例だった。
中学生になると十八キップと大垣行きで、高校生ではさらにバリエーションを増やす。
そんな高校二年の春のことだった。
いつものように大垣行きで関西に着いたオレは、乗ってみたかったローカル線に乗る。
高砂線、三木線、鍛冶屋線。そして福知山駅のホームで一人夜行列車を待つ。
その時なぜか無性に心細くなって、こんなことを思ったんだ。
「大人になったら、これが毎日のことになるんじゃないか」って。
まあ、夜汽車に乗って朝が来たら、その哀愁はすっかり忘れちゃったけどね。
あの頃の山陰線は楽しかったなぁ。客車のドアは走行中でも開いちゃうし。
「列車が止まるまでホームに降りないで」のアナウンスは、外国に来たみたいだった。
光の反射しない真っ青な日本海をぼおっと眺める旅。あれは一生忘れられないと思う。
ミチル企画『天に星 地に花 人に愛』の結果が、先週末に出た。
優勝したのは『信ずるに足りる光』。日本刀と心を交わすヤクザの一人娘の物語だ。
オレは三作品投稿して、結果は二十二作品中、十四位、十八位、二十一位と惨敗。
まだまだ大人になれてないことを露呈して、めっちゃ悔しい。次、頑張るぞ！！
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