今週のお題は『お風呂での過ごし方』とのこと。
もし生体認証とお金がリンクしたら、将来、お風呂で支払いができるかも？
例えば、素っ裸の銭湯でその場で石鹸、シャンプー、フルーツ牛乳が買えたり。
旅行先の露天風呂でのビールはもちろん、眼下の土地も買えちゃったりして。
あーあ、そんな作品を書けば良かったなぁ、と今オレは激しく後悔している。
というのも、先月終了したお題競作の祭典モノコン2021に、そんなテーマがあった。
――『 2XXX年、日本から現金がなくなった。 そして・・・』。
オレはてっきり、皆はキャッシュレスの夢物語を投稿しているのかと思っていた。
が、蓋を開けてみてビックリ！
作品の大半が、使われなくなった貨幣に纏わる物語だったのだ。
先入観を持たないよう他の作品を読まずに書く作戦は、完全に裏目に出た。
もちろんオレの作品も、古い一万円札を息子が見つけたという内容。
『古銭郷へＧＯ！』。息子と一緒に貨幣が使える村に出掛けるヒューマンドラマだ。
いやいや、他の作品もほとんど同じネタだから。多分百作品くらいは丸被りだから。
人間って見たことの無い物を書くのは苦手なんだな、きっと。自分を含めてだけど。
正にお題競作の落とし穴。二度とこんな失敗しないぞと、この決意は何回目だ？
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