[[今週のお題]]：君とサルビアとタルヒとおまじない

今週のお題は『わたしのプレイリスト』とのこと。
——楽曲を聴いて浮かんだイメージを小説に紡ぐ。
そんなお題が某所で時々出され、いくつかにチャレンジしている。
そのお気に入りプレイリストを、アーティスト名敬称略で取り上げてみる。

羊文学『おまじない』。募集は二◯二一年一月十五日から二月十五日まで。
楽曲は、ギターのリフが印象的な気怠さ漂うスローナンバーだ。
大賞は三作品。一年三ヶ月後に発行された「純文学冊子」に掲載された。
オレの作品は『ヒスイのおまじない』。『いとさかな川』で起きる奇跡の物語だ。

プロジェクト「He & She」『君とサルビア』（二◯二二年九月五日〜九月三十日）。
曲は同じながらも「He said」と「She said」で歌詞が異なる興味深い楽曲だった。
大賞を受賞したのは、女性の弟視点で楽曲を物語に紡いだ作品。
オレの作品は『来路と緋衣』。女性の息子視点で描いたタイムリープものだ。

楠木ともり『タルヒ』（二◯二三年四月十七日〜五月十七日）
部屋を出て歩き出した少女に向けた、彼女の絵の先生の願いが込められた楽曲だ。
大賞を受賞したのは、巣立つ生徒が『タルヒ』に意味を見つける物語。
オレの作品は『深海の少女』。いつもＳＦになっちゃうの、どうしたらいいんだろう？